集客を左右する「お店の外装」の話

店舗デザイン
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外装の素敵なお店は、通りを歩いていても目を引きます。でも、いくら素敵でも、中の様子が分からいと、入るのを躊躇する場合もあります。それだけ、外装は集客効果に影響しているのです。今日は目を引き、かつ入店してもらえる外装について整理します。

お店の外装の重要性

お客様が来店されるときのパターンは2つあります。1つは事前情報を得て目的を来店される場合。もう1つは、街を歩いていて、通りすがりに見つけたお店に入るというパターン。どちらかというと、後者のお客様の方が多いのではないでしょうか。そう考えると、通りすがりの一瞬で、目に入るデザイン、形状、色などの情報を印象づける必要があります。印象づけてお店に興味を持ってもらうことこそが、外装の役目なのです。

お客様の印象に残る外装の特徴

1ひと目で何のお店かわかる

広告やメディアの分野では「アイキャッ」チという表現をされています。見る人の興味を惹きつけ、こちらの意図するところに誘導する目的で使われます。簡単な例でいうと、イタリアンレストランのお店の前に、イタリア国旗があるという光景です。それを見ただけで、イタリア料理のお店があると分かります。大阪の某有名店では、お店に巨大なカニのオブジェを設置していますね。お客様の注意を引き付ける、効果の高いアイキャッチの例です。

2お店のアピールポイントが伝わる

アイキャッチでお客様の足を止めたら、次は入店してもらうために、お店の看板ニューや特色をアピールします。仮にお客様が足を止めたとしても、何のお店か分からない、どんなものを提供するのか分からないようであれば、通り過ぎてしまう危険性大です。看板は、伝えたい内容がシンプルかつ分かりやすく表示されていることが重要です。

3お店の中の雰囲気が分かる

店内の様子が分からないと「どんなお客様のいるのだろう」「場違いな感じだったらどうしよう」「自分ひとりだったら?」など不安を感じるものです。誰でも「わからない」事に対して、不安を抱くものですね。お店の中の様子が外からうかがえると、安心して入店することができます。

・店内の様子が見えるように、ガラスの部分を設ける
・中が少し見える程度に扉を開放しておく
・スペースに余裕があれば、テラス席の設置など考慮する
このような工夫はお客様の入店を促します。

外装とセットで看板のチェックも

お店の前に設置する看板は、お客様を店内に誘導する重要な役割を持っています。どんな看板にすればよいのでしょうか。

1.看板の見える角度や方向

普通の速度での歩行、早歩き、自転車やで痛通過した時の視認性の確認をしましょう。また、お店の立地や進路の状況から、看板の見える角度や、昼なのか夜なのかなどシチュエーションを考えて、看板の見え方を検討ししましょう。

2 . 目にとまり情報が分かりやすい

看板は目にとまりやすく、そして自分のお店の特徴が分かりやすく書かれたものでなければなりません。お店から少し離れたところから看板を確認したり、昼夜での見え方も確認しましょう。また、離れたところから看板を見た時に、なんのお店なのか業種が分かるというのも大切な要素です。

お客さまが入るのを躊躇するお店の外観とは

最後に、入りにくいお店の外観についての例を紹介します。お店の構造や物件の立地上、お店にとって不利な条件があるかもしれません。それは工夫次第で改善することができます。お客さまはどんな事で入店とためらうのか、知っておくことは重要です。お店の外装を考える時の避けるべきポイントとして抑えておきましょう。

1 . ひと目見て何のお店な判断できない

例えば洋食屋なのに、少し和風な外観だったとしましょう。洋食屋を探している人は、そのお店には入らないでしょう。また、突飛なデザインも返って逆効果になります。外観を業種や業態がマッチしている、つまり「わかりやすさ」は大切という事です。

2 . 入り口を探さなければならない

時々入口が分かりにくいお店を見かけます。入口が分かりにくいと、開店しているのか?入ってよいのか?とお客様を躊躇させてしまいます。躊躇すると、たいていは「まあいいか」と通り過ぎる結果になります。入り口は分かるようにしておきましょう。

3 . 営業しているかどうかわかりにくい

時々営業しているかどうかわからないお店を見かけます。そういう場合は、まず入店しませんよね。当たり前ですが、営業中とわかるように看板をだしたり、扉を開けておくなどの工夫は必要です。

まとめ

外装デザインは集客効果に大きな影響を与えます。目にとまる、興味をもつ、店内へ誘導する、この3つは抑えてデザインを考えましょう。頑張って集客のための宣伝をしても、いざお店に来た時に入ってもらえないようでは意味がありませんからね。

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