なかなか自分の希望に合った物件が見つからない時に読む記事

物件探し
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お店のオープンを目指し、いよいよ物件探し。理想の物件を見つけるべく、インターネットで多くの情報を仕入れ、色々な不動産屋さんの巡ったものの、、、なかなか見つからない。と言った話は珍しくありません。むしろ多くの方が物件探しで苦戦しています。

運が良ければ、探し出したタイミングで見つかる人もいますが、その反対に1年以上探しているが見つからないと言う人もいます。そこには何か探し方に違いがあるのでしょうか?

お店の開業にあたって、物件が見つからないと話は進まないので焦りますよね。今回の記事では理想の物件が中々見つからない時にはどうすれば良いかを書いています。

1.出店したい人と物件数

なぜあなたが自分の希望に合った物件に巡り合わないかを考える前に、まず大前提として、そもそも現在の飲食店の物件数は

出店したい人 > 物件数

となっています。ここから更に希望のエリアに希望の条件でと言うことを加えると更に厳しい現実が待っています。予算が潤沢にあれば話は変わりますが、これが現実です。実際に物件を探し出している人なら物件の少なさを肌で感じていることでしょう。まずはそもそも物件数が少なくライバルが多いという事実を知っておきましょう。

2.希望条件を広げよう!

理想の物件の条件とはなんでしょうか?

駅近で、人通りが多くて、路面店で、適度な広さが合って、周りには緑が多くて、相場よりも家賃が低い場所。と、もし考えているのなら、おそらく物件探しは更に難航するでしょう。

物件を探す際、検討する際もそうですが、前提として、あなたの理想の条件に全て当てはまる物件は「ない」と思っておく方が良いです。これはお店の物件探しの場合だけでなく、居住用の物件を探す時にもよくあることなのですが、不動産屋さんから「もう少し予算を出していただければ、条件に近い物件があります」と言われます。人間誰しも、相場より少しでも低い方が嬉しいと考えます。ましてや、ビジネスとして今後長く付き合う店舗ならなおさらです。その気持ちは大いにわかるのですが、そういった人気物件が出てくることは限りなく少なく、仮にあったとしても競争が激しいです。少し考えればわかることなのですが、そもそもそのような条件の良い人気物件であればお店が退店する可能性が低いはずですよね。もし退店して空いたとしたら、なぜ退店したのか気になりますね。

予算だけでなく、広さや立地に関してもあまりカッチリ条件を決め過ぎず、少し条件を広げましょう。そして多くの物件を見ましょう。あなたのコンセプトを実現するにはその条件でなければダメなのか、譲れる部分と譲れない部分を考えて選択肢を広げてみましょう。

3.最初の3ヶ月が大事!

物件探しをするにあたって、最初の3ヶ月がとても大事です。理由は、熱量(やる気)の問題です。不動産屋さんに物件探しをお願いすると条件に近い提案をいくつかしてくれるはずです。内見をするものの、イマイチ条件に合わず見送ったとします。少し時間が経ち、再度いくつかの物件を紹介してくれます。でも、やはり合いません。と言うことを何回か繰り返してしまうと、紹介される物件数はどんどん少なくなっていきます。そして物件探しは長期化します。

不動産屋さん側も日々多くのお客様を相手にしています。次々と新しいお客様が来られるので、あなたの優先順位はどんどんと下がっていってしまうのです。不動産屋さんの熱量は時間と共に低下していきます。

そういったことを考えると、前項の「条件を広げる」ということをある程度早い段階から盛り込んで置き、最初の段階から多くの物件を見る方が良いのです。そうすることで、実際は決まらなくとも不動産屋さんとは友好な関係を築くことができます。友好な関係が築くことができれば、少し時間が空いた後でも、条件に合いそうな物件が出てくれば優先的に紹介してくれる可能性も出てきます。

最後に

早い段階で物件が決まるに越したことはありませんが、物件探しの長期化はできれば避けたいところです。探しているその間も、あなたの生活費として資金は減り続けますからね。しかし、早く決めたいからと、あなたのコンセプトを実現するために絶対的に必要な条件まで妥協する必要はありません。ただ、他の部分で妥協できるポイントはご自身で理解しておきましょう。厳しいことばかり書きましたが、物件探しは本来ワクワクしながらするものです。この店だったらどうやって自分の思いを実現できるかなとイメージして回るのです。そうして楽しみながらたくさんの物件を見ること。柔軟な思考と不動産屋さんとの良好な関係づくりが物件探しの長期化を抑えてくれるはずです。

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