物件探しをする時の方法の1つとして、インターネットで探す方法をご紹介しました。この記事では実際にインターネットで探す時のコツ、そしてどういったところに気をつけた方がいいのかを3つのポイントとしてまとめました。あなたが物件を探す時の参考になれば幸いです。
1.検索範囲を広げる
インターネットで物件探しをするメリットとして「気軽さ」ということが挙げられます。365日24時間、パソコンかスマホさえあれば、場所を選ばず探すことができます。それだけ気軽に探すことができるのであれば、自分がターゲットして探しているエリア以外も見てみましょう。そうすることで得られるものは2つあります。
1-1.相場感が身に付く
1つは、近隣や似たエリアの相場の知識が身に付きます。似た広さや、立地条件に応じた相場の感覚がわかるようになってきます。この感覚があるのとないのとでは、判断力に差が出てきます。当たり前ですが、人気の物件は数が少なくライバルも多いのが常です。ですので、判断するスピードが大事になってきます。運良く、不動産屋さんから良さそうな物件情報が入ってきても、周辺の相場や似た地域の相場がわからないと本当にこれがお得な物件なのかがわかりません。情報が来てから、似た広さの物件情報などを探しているうちにライバルに取られるかもしれません。そういったことにならないように、事前に相場の感覚を養うためにインターネットでの物件探しは大いに役立ちます。
1-2.思わぬ物件に巡り合う
2つ目は、想定外の物件に巡り合う可能性を得ることです。エリアが違うだけで他の条件は全てぴったり当てはまるような、思いがけない良物件に出会うことがあります。その物件は希望しているエリアだけを探すだけでは見つからなかったかもしれません。優先順位的にエリアを変えても、その物件に価値を感じることができるなら、物件候補として考えることができます。思いがけない選択肢を得ることができるのです。
2.検索ワードを使って、絞り込む
インターネットの物件情報の大半はポータルサイトに集まります。ポータルサイトとはつまり、SUUMOやCHINTAI、アットホームなど不動産情報の総合サイトを指します。基本的には居住用の物件を探す時によく活用されますが、飲食物件を持っているところもあります。情報量が多く、検索にも引っかかるのでこういったところを中心に探すことが多くなります。ただ、闇雲に探しては対象じゃない情報も多く探すのに苦労します。そういった時は「飲食店 バー 物件」「飲食店 居抜き」など、キーワードとなる言葉を足しましょう。そうすることで、「居抜き物件」のみを扱うページにたどり着くことができますので、非常に効率的です。すでに、店舗のイメージが決まっているのであれば「飲食店 古民家」といったもっと具体的な検索ワードで試すのもありでしょう。
情報が多いということは1つのメリットでもありますが、探す力が必要になってきます。探す力が備わっていなければ、情報量の多さは人を迷わせるデメリットになってしまうので注意が必要です。
3.情報を過信しない
インターネットでの物件探しは圧倒的な情報量と、それらに気軽にアクセスできることが魅力です。しかしその情報が、全て正しいとは限りません。情報が多すぎる故に、発信者側の更新が遅れていたりすると、もうすでにその物件は誰かに借りられているかもしれません。そんな物件を見ながらパソコンの前で悩んでいても時間が勿体無いですよね。ですので、良さそうな物件があった場合は、すぐに問い合わせることをお勧めします。なかったらないで、次に探す時間に使った方が効率は良いでしょう。
インターネットで知ることができる情報には限界があり、過信は禁物なのです。住居として借りるわけではなく、ビジネスとして今後長い付き合いなる店舗を探すわけなので、しっかりと検討し後悔しないように決めたいですよね。それにはインターネットの情報だけでは少な過ぎる上に、より信頼性を得るには現地に赴く必要があります。
まとめ
物件探しの方法は3つありますが、どれか一つを行えば良いというわけではりません。状況や段階に応じて使い分けることが大切です。
インターネットでの物件探しは、いつからでも始めることができます。「自分のお店を持ちたいな」とぼんやり思った時、まだ在職中だとしてもそれだけは始めることができますよね。それほど前からでも始めることで、多くのエリアの相場感を得ることができるでしょう。そうした予備知識を得た状態で、不動産屋さんに行くことで話がスムーズに進み不動産屋さんの担当の人とうまく信頼関係を作ることに繋がるかもしれません。
物件探しの第一歩は、インターネットを使ってとにかく色々調べてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?その時に今回紹介したポイントを抑えてみていただくことで、より効率的に探すことができるでしょう。