効果的にポスティングを行うためには?

集客&販促
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お店を開店するにあたり、その存在を知ってもらうために宣伝が必要になります。どのような方法で宣伝をしますか?と問われて、思い浮かぶのはどんなことでしょう。「チラシ配り」は上位に入る宣伝の方法なのではありませんか?実際に、郵便受けには毎日数種類ものチラシが投函されていいます。街中でチラシを配っている人を目にする機会もあります。しかし、目にとまり、見てもらえる確率はほんの数パーセント、いや、数パーセントに満たないのが現実です。それでも、チラシ配りは宣伝の方法として一般的に利用されているのです。

今回はチラシ配りを、ポスティングに絞って考えます。ポスティングすることの目的や方法、その効果の判定などについてまとめました。

ポスティングの目的

ポスティングの目的は「お店の宣伝」です。

お店の存在を知らない人には、知ってもらうために、知っている人にはさらにお店に来てもらうために、ポスティングという方法を使って宣伝をするのです。

ではその宣伝効果を上げるためには、どのような方法でポスティングを行えばよいのでしょうか。

ポスティングの注意点

ポスティングは、「ポストにチラシを投函するだけ」と思っていませんか?たしかにそうなのですが、投函すればそれでよいかというと、そうでもないのです。ポスティングの効果を上げるための注意点は3つあります。

1地域を絞ってポスティングする

2数多くポスティングする

3継続する

この3つはポスティングをする上で、外せないポイントです。詳しく見ていきましょう。

1地域を絞ってポスティングする

ポスティングの目的が、宣伝であることは誰もが知っています。宣伝することで知ってもらいお店に来店してもらわなければ意味がありません。では、そのチラシの投函先どのような人に向けて行うべきでしょうか。例えば、お店から車で30分程離れた場所でポスティングを行ったとします。そのチラシを見たお客様がお店に来るには同じく車で30分かかります。果たして来店してもらえるでしょうか?

もちろん可能性は0ではありません。そもそもチラシを見てもらえる確率が低い上に遠方のお店となるとその確率は更に下がります。お店に来てもらうためには、そもそも自分のお店の持つ商圏を考える必要があります。

駅前にあるお店であれば最寄りの駅から何駅まで離れたところまでを商圏と考えるか、住宅街の中にあるのであれば徒歩何分圏内のお客様を対象とするのか、このようにあなたが目的とするお客様がいるであろう地域を絞ってポスティングをする事が重要です。

2数多くポスティングする

チラシの配布数も効果をあげるための重要なポイントです。仮にチラシを見る人が10%なのであれば1000部配れば100人は見てくれます。10000部配れば1000人の目に触れることになります。つまり可能性が低くとも、0ではない限り母数を増やすことによって効果をあげることができます。

一般的にポスティングの反応率は0.01~0.3%と言われています。10,000部チラシを配布して、ようやく1人、良くて30人程度の反応があるという事です。これは、一般的な数字のため、反応してから、購入するに到るまでにはここから更に絞られてくるわけです。飲食店の場合は反応率0.3%前後ともいわれています。たくさんのお客様に来店していただくためには数多くポスティングをする事が重要です。

3継続する

ポスティングの反応率を高めるために、数多くポスティングしましょう、という事はイメージしていただけたでしょうか。しかし、単純に1回の配布数を増やせばいいのか言われれば、それだけではありません。

少し考えてみましょう。同じ部数を配るにしても、10,000部を1回だけポスティングして終わるのと、1,000部だけ同じ地域に10回ポスティングするのとでは、どちらが来店に結びつきやすいでしょうか。後者の方が、来店に結びつきやすい気がしませんか?

10,000部を1回は広い範囲に伝えることができますが、印象には残りづらいのです。つまりチラシの内容にインパクトを持たせることができるなら、この配布方法でも良いでしょう。しかし、お店の認知を高めるということを第一の目的と考えた場合、1,000部を同じ地域に10回ポスティングする方が効果的な場合があります。

たとえば、通勤電車でたまたま1度同じ車両になった人は記憶に残りませんが、毎日同じ車両にいる人はなんとなく記憶に残りますよね。いないと、今日どうした?なんて、少し気になったり。ポスティングも同じことが言えるのです。期間を長く、回数多くすること反応が高まるという事です。

チラシのクオリティ

更に、忘れてはならないのは「チラシ自体のクオリティ」です。チラシが目にとまるデザインであったり、チラシの内容が来店を促すものでなければ、ただの紙屑と化してしまいます。チラシが目にとまった数秒で、興味関心を引き、意識的に見るという行動に結びつけるのは、やはりチラシ自体のデザイン性やどのような情報を盛り込むかによるところが大きいのです。効果的なチラシ作りに関しては、関連記事としてございますのでぜひ参考にしてください。

まとめ

お店の宣伝のために何をするのか。ここではポスティングについてとりあげました。ポスティングは、ポストまでしか情報を届ける事ができません。より確実に、より直接的に、より継続的に、より効果を発揮するためは、ポスティングでは足りないところを別の方法で補う必要があります。宣伝は、様々な方法を組み合わせる事で、効果を発揮していくのです。

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