「自分のお店を持ちたい!」と思ってから開業するまでの9つのステップ

コンセプト&事業計画
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当サイト「bizeats」は、飲食店開業を目指している人を応援するサイトです。いざ、「自分のお店を持つぞー!」と思っても何からすれば良いかわからないですよね。独立してお店を持つということは、人生において1回あるかないかのとても大きな出来事だと思います。そんな大きなチャレンジを失敗しないように、迷わないように、お店のオープンまでの大きな流れをまとめておきます。この記事で、思い立ってからお店の開業に至るまでの全体像を把握してください。

1.覚悟はできていますか?

あなたが一番最初にしなければいけないことは、物件探しでもメニュー作りでもありません。コンセプト作りでもありません。あなたが一番最初にすることは「覚悟を決める」ことです。

飲食店はハイリスク

脅かすわけではありませんが、飲食店はハイリスクな事業です。開業する人が多い業種であると同時に廃業していく人がとても多い業種でもあるのです。インターネット上でも様々な数字が取り上げられていますが、開業3年後に残っているお店は3割程度だと言われています。競争が激しい地域ではもっと高い廃業率かもしれません。そんな世界にあなたは今飛び込もうとしているのです。覚悟はできていますか?

苦しさの分だけ嬉しさも大きい

少し怖い話を書きましたが、決してお店を持つことを止めているわけではありません。むしろ多くの人に是非チャレンジして欲しいと我々は考えています。ただ、そのチャレンジがあまりに無防備なのが飲食店の高廃業の原因でもあるのです。ちゃんと順を追って、正しく準備を進めれば、多くの人が廃業せずに済んだでしょう。

夢を追って飛び込んだ世界で、成功する喜びは他の何事にも変えることができません。苦しいこともたくさんあるでしょう。でも、自分の努力がそのまま成果に結びつく感覚は、チャレンジした人にしかわかりません。そのような勇気あるチャレンジを応援し、一人でも多くの人を成功に導くことが我々の目標でもあります。

1人ではできない

これからあなたは経営者となる一歩を踏み出そうとしています。ここからは、どこで開店するのかという大きな決定もどんなお皿で料理を出すのかという小さな決定も、全て自分で決めていかなければなりません。

1人で決めていかなければいけないことは山程ありますが、お店は決して1人ではできません。多くの人の協力なくして、お店は作れません。たくさんの人に意見を聞きましょう。コンセプト作りにしてもメニュー作りにしても、お店の内装にしても、全て自分一人で決めていると、どうしても偏りが出てきてしまうのです。多くの視点を持つことでバランスを保つことは非常に大切です。

2.コンセプトを決める

前談がとても長くなってしまいましたが、ここからは実際の開業準備に入ります。まずはコンセプトを決めましょう。コンセプトとは開業にあたっての根幹となる部分です。立地の選定からお店の内外装のデザイン、メニュー開発など全てのベースとなります。コンセプトの作り方についてはこちらの記事に詳しく書いてますので、是非参考にしてください。

まずはコンセプトを決めよう!!

3.事業計画を立てる

続いては、事業計画です。事業計画とは簡単にいうと「お店の戦略/未来予想」を表したものです。お店の開業にどの程度資金が必要で、その投資した資金をどうやって回収していくのか?その売上はどうやって作り出すのかなどを決めていきます。言わば、開業からお店を継続していくまでの地図といったところでしょうか。事業計画についてはこちらをご参考ください。

事業計画書はお店開業の地図

4.物件を探す

次は物件探しです。これまではどちらかと言えば計画メインだったのが、いよいよ現実化してきます。物件探しは、探している地域や条件によって必要な期間が変わってきます。長い人では1年以上かかることもありますし、運命的に物件がすぐ見つかる場合もあります。こればっかりは動き出してみないことにはわかりません。物件の探し方にも色々ありますので、自分に合った探し方を見つけてみてください。

物件探しは長期戦になることも?!

5.店舗をデザインする

物件が決まれば、次は店舗の内外装や厨房レイアウトの段階に入ります。お店の名前やロゴマーク、看板なども必要になってきますね。ここでは「店舗のデザイン」と一言でまとめていますが、内外装の施工は専門業者に頼むのか自分たちでDIYで行うのか、ロゴマークはデザイナーに頼むのか、お店のBGMはどうしようかなど、決めなければいけないことは多岐に渡ります。

こちらに関してもまた別記事にてまとめたものを執筆中ですので、今しばらくお待ちくださいませ。

6.メニューを開発する

メニューはお店の顔となる非常に重要な部分です。このブログの読者の方は、飲食店の開業を考えている人がほとんどですので、作りたいメニューを少なからずきっとお持ちのことと思います。そのメニューをお店の看板メニューにするには、どうすれば良いのか。また、メニュー全体の構成のバランスはどうすれば良いのか。メニューのネーミングや、メニューブックについても考えなければいけません。

メニュー作りはお店の顔

7.宣伝する

物件が決まり、店舗デザインとメニューも完成すれば、開業はもうすぐそこです。あなたのお店を多くの人に知ってもらいましょう。あなたのお店のウリはなんですか?そのウリがお客様に届くような宣伝をしましょう。その方法はインターネットを使ったWEB広告かも知れませんし、近隣の方へのチラシを配るのが有効かも知れません。今はSNSによる宣伝も非常に有効です。

WEB集客を極めよう!

8.スタッフを集める

もし、あなたがお店を1人で運営するのであればこの項目は関係ないかも知れません。が、多くのお店ではアルバイトを雇うことがあると思います。アルバイトでも正社員でも、自分以外の人がお店で働くということになりますので、マニュアルが必要であったり、誰かを雇用する以上そこには契約が発生します。そもそも、働いてくれる人の募集方法にはどのような方法があるのかを知らなければいけません。

現在飲食店の多くは人材に悩まされています。スタッフが辞めない職場環境づくりなどへも積極的に取り組まなければいけません。

人材は人財

9.いざ、オープン

さぁ、いよいよ待ちに待ったオープンです。心の準備はできていますか?ここまでの道のりはとても長く苦労も多かったと思います。まずは、ここまで頑張った自分を褒めてあげてください。そしてここからが本番です。お店のオープンはゴールであると同時にスタートでもあります。営業の日々は充実しつつも忙しい時間を過ごすことになるでしょう。

仕込みも営業も片付けも経理も事務作業も、全て自分でしなければなりません。想定外のことも数多くでてきます。だからこそ、事前準備がとても重要になります。開店前にお店の経営や集客となる基礎づくりができていれば、少々想定外のことが起きた場合でも、揺らぐことなく問題に対処できます。実は、ここでの準備不足が飲食店の高廃業の原因の1つでもあるのです。この準備不足が起きないように、bizeatsを読んで、ぜひ成功ノウハウを身につけて下さいね。あなたの飲食店オーナーライフを私たちはいつでも応援しています。

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