飲食店を開業するにあたり、大きな悩みとしてどうやってお客様を集めるかというものがあります。いわゆる「集客」という部分ですね。どんなに素敵なお店を作っても、どんなに美味しい料理があったとしても、とてもお得なイベントを開催しても、それがお客様に伝わらなければ意味がありません。逆に考えれば、そこまで奇抜なアイデアや内容でなくても多くの人に伝える方法を知っていれば、お客様を集め売上を伸ばすことは実現可能です。
お店をこれから運営していく上でとても重要な「集客」について、今回はインターネットを使用したWEB集客に重点を起き、どんな種類があるのか?またそれぞれにはどういった特徴があるのかをみていきます。
SNS
代表的なSNS
基本的にアカウントさえ作れば無料で使えるSNS。多くのお店が取り入れていますが、情報発信のメディアとして成長させるには長い時間を要します。代表的なものは以下の記事にまとめておりますので、ぜひ一度読んでみてください。
SNSを活用した有料広告
基本無料で使えるSNSですが、有料の広告として使用することもできます。料金の設定や対象とするお客様の年齢や性別を絞り込んで表示させることができる自由度の高い広告です。FacebookとInstagram、twitter、Youtubeそれぞれ広告機能を持っておりますので、潜在的なお客様の開拓に重宝します。
リスティング広告
リスティング広告って?
リスティング広告とは、キーワード広告や検索連動型広告とも言われています。googleやyahooを使用して検索した時に上位に表示されるように仕掛ける広告です。大企業から個人まで多くの人が利用しています。
広告料は?
リスティング広告は有料の広告です。料金体系は「クリック課金制」となっておりますので、検索結果が表示されるだけでは料金は発生されません。そこで、検索した人がクリックすることで料金が発生します。1クリック〇〇円といったイメージです。この料金に関してはオークション制となっており、簡単に言えばお金をかければかけるほど上位に表示されやすくなります。「イタリアン」「中華」といったビッグワード(多くの人が検索するキーワード)は競争相手が多く価格が高くなりやすいので、「イタリアン 出店地域」「中華 一押し料理名」など複数のキーワードを使うと良いでしょう。
また別記事で詳しく解説いたしますので楽しみにお待ちください。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告って?
ディスプレイ広告とは、googleやyahooなどのサイトの広告枠にテキストやバナー、動画を表示させる広告です。リスティング広告と似たようなイメージを持つかもしれませんが、リスティング広告は検索されて始めて表示されますが、ディスプレイ広告に検索は関係なく、閲覧しているサイトに表示されます。したがって、リスティング広告より露出が増え、より多くの人にアプローチすることができます。
広告料は?
ディスプレイ広告の料金体系は、リスティング広告と同じクリック課金制に加え、「インプレッション課金」も選ぶことができます。インプレッション課金とは広告が表示された回数に応じて発生する料金体系で、1000回表示されたら〇〇円といったイメージです。どちらを選ぶべきは、一概に言えないのですが、クリック率が低ければクリック課金制の方がお得で、クリック率が高ければインプレッション課金の方がお得になります。
HP
自社ホームページも立派なWEBを使った集客方法の1つです。以下の記事で、概要を書いておりますので、ぜひ参考にしてください。
グルメポータルサイト
グルメポータルサイトとは、食べログやホットペッパーなどに代表される多くの飲食店の情報を集めたサイトのことです。登録することにより使用者がクチコミやレビューを書くことができます。
グルメポータルサイトにも、検索を優位にしてもらえる有料プランがあります。使うサイトに応じて有料プランの内容や料金が異なりますので、こちらについては別記事でまとめますので、少々お待ちください。
まとめ
以上、飲食店WEB集客大全でした。最近はインターネットの技術や通信速度の向上がとても早く、状況はコロコロ変わります。テキストでの広告がメインだった以前から、写真などの静止画に変わり、これから動画が主力となりそうです。とは言え、キーワード検索が弱くなるというわけではなく、単純に広告の選択肢が増えると捉えた方が良さそうです。
自分のお店の特徴が言葉で伝わるものなのか、写真の方が良いのか、動画でなければわかりづらいものなのかなど、よく考え使う媒体や方法を選びましょう。