小さな飲食店のFacebook広告

集客&販促
この記事は約5分で読めます。

お店を安定して継続的に続けていくためには、集客の問題は避けては通れません。小さな飲食店の集客は近所の人たちにどれだけ愛されるかが重要で、地域密着の宣伝方法が効果的です。アナログの方法であればチラシやビラ配りといったやり方があります。WEBを使った集客と聞くと全国を対象とした広告となり、自分のお店には関係ないと感じるかもしれません。しかし、今回紹介するFacebook広告は小規模から地域限定で配信することが可能なのです。

小さな飲食店が始めるFacebook広告について見ていきましょう。

Facebook広告って?

Facebook広告とは、読んで字のごとくFacebookを使った広告です。Facebookを介して広告を出すので使用するにはお店のFacebookページが必要となります。Facebook広告の特徴としては

  1. 配信する相手を絞り込むことができる
  2. 広告の種類を選ぶことができる
  3. 料金システムを選ぶことができる

ということが言えます。他にも多くの機能が備わっておりますが、全て説明すると煩雑になるので、ここではよく選ばれる機能と特徴についてお話しします。

配信する相手を絞り込むことができる

Facebook広告は基本的にFacebookを利用している人に広告を打つことになります。お客様となる人はFacebookに様々な情報を登録しているので、それによって配信先を絞り込むことができるようになっているのです。例えば大阪の大阪市にカフェを経営しているとした場合、配信先として「大阪市内在住、20~30代の女性で、食に興味がある人」といった絞り込みを行うことができるのです。

新聞広告やチラシといった地域に絞り込んではいるが、その先は不明瞭な広告と違い、「地域」「年齢」「興味」に関する部分まで絞り込んだ広告となると非常に効率的であることはわかっていただけると思います。

また配信先もFacebookだけはなく、Facebook関連にも流すことができます。その代表的なものが「Instagram」ですね。Facebook広告からの申し込みで配信先として「Instagram」を選ぶことも可能なのです。ターゲットとしているお客様に合わせて、使い分けることができます。

広告の種類を選ぶことができる

様々な広告の種類を選ぶことも魅力の一つです。広告の種類とは、画像広告や動画広告、複数の画像を使用するカルーセル広告など、複数の方法の中から選ぶことができます。

一番手軽に利用することができるのは画像広告でしょうか。最近はスマートフォンのカメラでも十分綺麗な写真が撮れますので、料理の写真や店内の様子など、すぐに用意することができますね。また、動画広告も非常に有効です。店内の様子を撮ってもいいですが、料理をしている動画や、ビールを注いでいる動画などを撮影すれば、より効果を期待することができるでしょう。

料金システムを選ぶことができる

最後は料金システムです。広告料の計算方法が、設定によって選ぶことができるのもFacebook広告の特徴です。課金方法は大きく分けて2種類あります。1つはCPCと呼ばれるクリック課金型、もう1つはCPMと呼ばれるインプレッション型です。どちらも支払いはFacebookに対してクレジットカードを登録することで行われます。

CPC(クリック課金)

CPCとはコストパークリック(Cost Per Click)の略です。「1クリックにつき〇〇円」といった課金方法です。〇〇円の部分は一定ではなく、配信先や配信内容など多くの要素から算出された金額が入ります。広告に嘘偽りがなく、多くのお客様を惹きつける内容のものであれば、その広告としての評価が上がり1クリックあたりの単価が安くなります。

CPM(インプレッション課金)

CPMとはコストパーミル(Cost Per Mille)の略です。インプレッションとは表示のことを指します。つまりこちらの課金方法はクリックされたされないに関わらず表示された回数によって課金されていくのです。具体的には「1000回表示されたら〇〇円」となります。単価はCPCと同様、広告の評価等によって変動します。

どちらを選べばいいのか?

CPCとCPMどちらを選ぶべきかは、広告の目的によって変わります。飲食店の場合で言うと、広告を出すことによって得たいものは「予約獲得」なのか「認知度向上」なのかですね。「予約獲得」を目的とするならクリックしてFacebookページかお店のホームページをみてもらう必要があります。かたや「認知度向上」を目的とするなら、料理や内外装を画像で表示させるだけでもその効果は期待できますね。

予算の上限

どちらの課金システムを選んでも、実際広告を出してみなければ明確な金額はわからないので不安に感じるかもしれません。しかしFacebook広告は使う広告料の上限を事前に設定することができます。ですので、まずは少額から始めてみて相場観やお客様からの反応を見るといったテストも気軽に行うことができるのです。

飲食店との相性は?

Facebook広告と飲食店との相性は「ターゲットを絞り込むことができる」「少額から使える」ということから、非常に良いと言えます。特に地域や年齢・性別・興味といった詳細まで絞り込んだ広告は、地域密着の小さな飲食店の大きな味方になってくれることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?Facebook広告は有効な集客な方法ですが、肝心の店舗で振る舞う料理、提供するサービスが伴っていなければいけないのは言うまでもありません。料理・サービス・集客全てが揃って始めて、広告の効果は発揮します。

また完璧な広告手段はありません。Facebook広告も万能ではなく、来店して欲しい客層のFacebook利用率が低ければ効果はもちろん薄くなるでしょう。1つの広告方法だけではなく、いくつかの方法をターゲットに合わせて使い分けるようにしましょう。

タイトルとURLをコピーしました